新電力への切り替え、自由化から2年で10%を突破

長町基,スマートジャパン

2018年08月10日

2018年3月時点で、新電力への累計スイッチング件数率が10%を突破。電力の小売全面自由化から2年以上が経過し、新電力のシェアは拡大傾向に。

経済産業省は2018年6月、一般家庭向け(低圧)における新電力への累計スイッチング件数率が、同年3月にはじめて10%を超えたと発表した。

新電力へのスイッチング件数の推移 出典:経済産業省

一般家庭向け(低圧)の旧一般電気事業者から新電力へのスイッチング件数は、2016年4月の小売全面自由化以降、着実に増加し、2018年3月に約622万件に到達。なお、旧一般電気事業者内の規制料金から自由料金へのスイッチング(インターナル・スイッチング)を含めると16.2%となる。

エリアごとのスイッチングについては、大都市部を中心にスイッチングが進んでいる傾向が伺える。具体的には、2018年3月末時点で、北海道エリア10.0%、東北エリア4.4%、東電PGエリア13.9%、中部エリア7.5%、北陸エリア3.0%、関西エリア13.1%、中国エリア2.9%、四国エリア4.3%、九州エリア6.5%、沖縄エリア0.0%となっている(全て件数ベース)。

2016年4月以降、小売市場における新電力のシェアは着実に増加しており、2018年3月時点の販売電力量ベースでは、約12.7%と推移した。電圧別には、特高・高圧分野に占める新電力シェアは約15.5%、低圧分野に占める新電力シェアは約8.3%となっている。

なお、スイッチング件数(低圧)は、2016年4月から自由化された低圧分野のみを対象としており、特別高圧・高圧分野については、2018年4月以前に自由化されていたため、今回のスイッチング件数(低圧)には含まれていない。

2018年3月時点での販売電力量(低圧)における上位の新電力は、1位が東京ガス(シェア20%)、2位KDDI(13%)、3位大阪ガス(10%)となり、以下JXTGIエネルギー、ハルエネ、SBパワーなどが続く。

新電力のシェア上位20社 出典:経済産業省