電力供給サービス:小売電気事業者は伊藤忠などが事前登録し73社へ、現在103社を審査中

三島一孝,スマートジャパン

2016年01月22日

経済産業省は2015年12月7日、新たに7件の小売電気事業者事前登録を行った。これで事前登録件数は73件となった。また、自営線による供給を行う小売供給登録についても今回初めて2件が登録された。

電力の小売り完全自由化に向け、「電気を小売りする」ために必要な小売電気事業者の事前登録が2015年8月から進んでいる。既に10月末の時点で48社が登録手続きを完了し、47社が手続き中の状態だった(関連記事)が、わずか1カ月の間に1.5倍以上に拡大している。

新たに7社が事前登録

経済産業省によると2015年12月7日に電気小売事業者は新たに7件が登録されたという。新たに登録されたのは2015年4月設立の電力小売りビジネスコンサルタント企業であるイーネットワークシステムズ(東京都渋谷区)、LPガスや天然ガスの販売などを行う伊藤忠エネクスホームライフ関東(東京都港区)、東急の電力小売り子会社である東急パワーサプライ(東京都渋谷区)、伊藤忠エネクスと応じグリーンリソースが出資する電力小売り事業者王子・伊藤忠エネクス電力販売(東京都港区)、商社大手の伊藤忠商事、太陽光発電システムの販売・施工などを行うエコスタイル(大阪市)、ガス会社の入間ガス(埼玉県入間市)の7社である(図1)。

図1 12月7日付けで登録された小売電気事業者一覧(クリックで拡大)出典:経済産業省

これにより、小売電気事業者は同年11月24日までに登録のあった66件と合わせて73件となった。また申請総数は12月4日までに176件に達しており、残りの103件についても審査が終了次第順次登録を進めていくとしている。

電力小売りへの参入を希望し申請を行う「特定規模電気事業者(新電力、PPS)」は2015年11月30日時点で793社となっている。ただ、電力小売り完全自由化にあたり実際に電力を販売するには、実際の販売能力の有無を見極める審査を突破し、小売電気事業者への登録が必要となる。当初は実際に供給できる企業については絞り込まれ100社強になるのではないかと見られていたがこのままのペースで登録が進めば、200社以上の企業が登録をし、電力完全自由化後に小売事業を行うことが予測される。

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