一日も早いガス復旧を目指せ!
東日本大震災で活躍したガス会社の復旧秘話

2015年12月21日
大阪ガス株式会社 執行役員
導管事業部 幹線管理部長 石川哲夫さん

2011年3月11日に発生した東日本大震災の復興に、全国から「都市ガス復旧隊」が応援に駆けつけた。

製造設備の壊滅という未曾有の惨事に直面しながら、驚くべき早さで全戸復旧をなしえた復旧隊。

その活躍の裏に隠された苦労秘話を、当時「復旧隊長」だった大阪ガスの石川哲夫さんと、「復旧キーマン」として現場で技術スタッフを務めた倉隆行さんに聞いた。

東日本大震災からもう4年が経過したが、当時の惨状はまだ記憶に新しい。

この震災で、不安と混乱に沈む現地の人々に希望の灯を届けた人たちがいた。

ガス会社をはじめ、ガス工事会社、グループ会社が一丸となってガス復旧応援を行った「ガス復旧隊」のメンバーである。

ここでまず、東日本大震災前のガス供給における地震対策について簡単に触れておこう。

1995年1月17日に兵庫県南部で発生した阪神淡路大震災後の検討会で、ガス会社は徹底した地震対策を行うことが定められた。

当時、ガス導管網は広い範囲でしかブロック分割されておらず、被害の激しい地域だけガス供給を停止しようとしても、被害のない地域まで含めて広範囲に停止せざるを得ない状況だった。

ガス導管の修復にあたっては、まずは被害の激しい導管部分と被害の少ない部分を分割するために、作業員が一つひとつ地面を掘ってガス導管を切断し、バルブをつけるという人海戦術で、復旧には膨大な時間を必要とした。

この教訓を経て、各ガス会社には、60カイン(地震の大きさを表す単位)以上の強い揺れが起こった場合、それ以外のエリアのガス供給を止めずとも、そのブロックのガス供給だけを停止できるよう、供給区域をいくつかのブロックに分割するよう国から指導がなされた。

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