エネルギー用語集

2013年07月08日
新電力<特定規模電気事業者(PPS)>

電気の大口使用者への小売事業(電気の供給事業)については、平成12年から参入規制が順次撤廃され、地域の電力会社(北海道電力から沖縄電力までの計10社のことで、「一般電気事業者」と言う。)以外に、電力小売事業に新規参入した事業者も電気の供給を行っている。これにより、電気の使用者が競争条件等を設定して、これまで供給を受けてきた各地域の電力会社のほかに、他の地域の電力会社や新規参入事業者から、小売事業者を選択することが出来るようになっている。このうち、新規参入事業者のことを「新電力(特定規模電気事業者)」と呼び、各地で小売事業を展開している。
 

スマートエネルギーネットワーク

熱と電気を地産地消するコージェネレーションシステムを核として、熱と電気のネットワーク化、再生可能・未利用エネルギーの最大活用、そしてICTによるエネルギーマネジメントにより、地域単位で最適なエネルギーシステムを構築するもの。 これによって、地域全体のエネルギー効率が向上し、さらに防災機能をはじめとした様々な付加価値が生まれ、都市の価値の向上を目指している。
 

デマンドレスポンス(DR)

供給者が需要者に対して電力需要を減らすことへの対価の支払いを約束するなどにより、電力需給逼迫時の需要削減を促進する仕組み。
 

天然ガス

油田地帯、ガス田地帯から産出し、メタンを主成分とする無色透明で高カロリーの可燃性ガスのこと。化石燃料の中では環境負荷が最も低く、埋蔵が中東に偏ることなく世界各地に分散しているという特長がある。日本では、液化された状態(LNG)で輸入し、国内の製造設備で気体に戻して、導管によって需要場所まで供給することが多い。
 

電力ピーク対策

最も電気を使う時間帯の電力(ピーク使用量)が、発電量の限度を超えないように、ピークの時間帯に集中して電気をなるべく使わないようにする対策のこと。例えば電気をたくさん使う工場などの操業時間を、平日の昼間から休日や夜間に変更する(ピークシフト)のもそのひとつ。またオフィスで、冷房温度を上げて電気の使用量を減らす(ピークセーブ)のもそのひとつ。そして、電気以外の他エネルギーを使うことで電気の使用量を大幅に小さくする方法(ピークカット)が根本的な解決方法として着目されている。
 

ネガワット

需要者の工夫による需要の削減のことで、節電電力を表す言葉として使用されている。電力の供給者にとっては、追加的な発電と同じ効果があるため、海外では供給力の一つとして認知されている。
 

燃料電池

「水の電気分解」と逆の原理で発電するもの。水の電気分解は、水に外部からの電気を通して水素と酸素に分解するが、燃料電池は逆に、水素と酸素を化学反応させて電気を作り出す。通常の電池とは違い、水素と酸素を供給し続けることで継続的に発電し続けることができる。 燃料電池は、エンジン式やタービン式のコージェネレーションシステムに比べ、家庭用向けに小型化しても効率が落ちないこと、今後の低コスト化が期待できることから、分散型電源を担っていくものとして期待されている。
 

BCP

Business Continuity Plan (事業継続計画)の略。エネルギーの観点では、施設によって災害時に求められる機能が異なるため、それに合わせた準備をしておく必要がある。基本的には、エネルギーの多様化や分散化として、電気・ガス・油燃料・自然エネルギーなどのベストミックスの考え方がとられ、非常用発電機やコージェネレーションシステム、蓄電池などが導入されることが多い。また、まちづくりの視点においては、BCPにL(生活)の概念を加えた、BLCP(事業生活継続計画、Business and Living Continuity Planの略)という考え方も重要である。
 

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